架空だからこそ夢の膨らむ伝説の武器2 ダーインスレイヴ
みなさんこんにちは!
株式会社DARIANを経営する隠れ中二病患者、岡本大助です。
このブログは僕が自分の中二病趣味を垂れ流す
完全自己満足スペースです。
さて今回も北欧神話から伝説の武器のご紹介です!
第二弾の今回は「魔剣」。
中二病心をくすぐる言葉ですよね、「魔剣」。
それがこちら!
『ダーインスレイヴ』
声に出してみてください、「ダーインスレイヴ」って。
響きからして格好いい!
ダーインスレイヴが格好いいのは、その名前の響きだけじゃありません。
この剣は、一度鞘から放たれれば人の血を吸うまで決して収まらない「魔剣」として知られています。
そしてダーインスレイヴによってつけられた傷は、二度と癒えることはありません。
ダーインスレイヴを抜くということは、殺し合いが始まるということ。
残酷な戦争が続くのは北欧神話の特徴のひとつと言えるかもしれません。
ダーインというのはこの魔剣をつくった北欧神話の小人(ドワーフ)の名前であり、ダーインスレイヴは直訳すると「ダーインの遺産」という意味なんだとか。
ダーインスレイヴが関わる神話として有名なのが女神フレイヤの話です。
北欧神話の主神であるオーディンの愛人であった美しい女神フレイヤはある日、4人の小人がつくった黄金の首飾りに一目惚れします。
首飾りを欲しがるフレイヤに、小人たちは交換条件を突きつけます。それは、4人の小人たちとそれぞれ一夜を共にすること。
どうしても黄金の首飾りが欲しかった女神フレイヤはその要求をのみ、無事に小人たちから首飾りをもらいます。
しかし、その一部始終をイタズラ好きの神ロキが見ていました。
ロキは早速主神オーディンに一連の出来事を告げ口し、当然のことながらオーディンは激怒します。
オーディンはロキに命じて、女神フレイヤの館から黄金の首飾りを盗ませました。
首飾りを失ったフレイヤはオーディンに泣いて許しを請い、首飾りを返してくれと頼みます。
黄金の首飾りを返す条件として、オーディンはフレイヤにある2人の王を戦わせ、死んでもなお生き返り戦うよう呪いをかけろと命じました。
オーディンが指名した2人の王とは、デンマーク王ホグニとサラヤン王へジン。
この2人は盟友であり、良きライバルでもありました。
黄金の首飾りを返してもらうため、女神フレイヤは2人がそれぞれ相手を憎むよう巧妙に手引きをしました。
まずへジンのホグニへの憎悪を煽り、正気を失わせます。半狂乱になったへジンはホグニの妻を殺し、その娘をさらって船で逃亡しました。
しかし逃亡する途中、へジンは正気を取り戻します。なぜ自分たちはこんなに争っているのか、良き友であるのに…そう思ったへジンはホグニに和解を申し出ます。
しかし時すでに遅し。ホグニの手には鞘から抜かれたダーインスレイヴが。
ダーインスレイヴは小人がつくった魔剣。相手の血を吸うまで決して止まることはありません。
かくしてヘジンとホグニは軍勢を率いて殺し合いを始めました。
お互いの軍が全滅しても女神フレイヤの呪いによって次の朝には戦死者が蘇り、また殺し合いが始まるのです。
その戦争は、神々の最終戦争であるラグナロクが始まるまで続いたと言われています。
ダーインスレイヴで出来た傷は治らないそうなので、両軍とも傷だらけのメッタメタになっても殺し合いを続けるということですよね…。
残酷極まりないこの話は、ダーインスレイヴを抜いたことによって始まってしまったのです。
恐ろしい魔剣!ダーインスレイヴ!
北欧神話には中二病魂を激しく燃えさせる武器がたくさん登場します。
このブログで今後もそれらをご紹介できたらと考えています!
今回はこの辺りで。
株式会社DARIANの岡本大助でした。