歴史と神秘を体現する日本神話の武器2 天羽々斬(あめのはばきり)
みなさんこんにちは!
株式会社DARIANを経営する隠れ中二病患者、岡本大助です。
このブログは僕が自分の中二病趣味を垂れ流す
完全自己満足スペースです。
今回は、マタノオロチを倒した剣として知られる「天羽々斬(あめのはばきり)」について書いていきたいと思います!
天羽々斬は、古事記における三貴子の一柱であるスサノオがヤマタノオロチを退治した際に使ったとされる神剣です。
ちなみに三貴子とは黄泉の国から戻ったイザナギから生まれた三柱の神々のこと。
太陽神であるアマテラス、夜を統べる月神であるツクヨミ、そして海原の神であるスサノオ。この三柱を合わせて三貴子と呼びます。
天羽々斬にはさまざまな別名があります。
天十握剣(あめのとつかのつるぎ)、蛇之鹿正(おろちのあらまさ)、蛇之韓鋤(をろちのからさひ)などなど…これらは全て天羽々斬を指しているのだとか。
アマテラスの天岩戸隠れを経て高天原を追放され、出雲の国に来たスサノオ。
彼はそこでアシナヅチとテナヅチの夫婦、そしてその娘のクシナダヒメと出会います。
ヤマタノオロチに狙われていたクシナダヒメを助ける代わりに彼女を妻とする約束をとりつけたスサノオは、早速ヤマタノオロチ退治に繰り出しました。
スサノオは酒に酔って寝ていたヤマタノオロチを、持っていた十掌剣(天十握剣)で斬り刻み、倒します。
この時十掌剣の刃が欠けたので、尾を裂いてみると都牟羽の大刀/都牟刈の剣(非常に鋭い剣)が出てきました。
これが天羽々斬だと言われています。
現在天羽々斬は石上神宮に奉安され、祀られています。
さて、次回はカクヅチの首をはねたと言われる天之尾羽張(アメノオハバリ)について紹介したいと思います!
それでは今回はこのあたりで。
岡本大助でした!