daisuke’s DARIAN blog

岡本大助が中二病趣味を垂れ流すブログ

歴史と神秘を体現する日本神話の武器4 布都御魂(ふつのみたま)

みなさんこんにちは!
株式会社DARIANを経営する隠れ中二病患者、岡本大助です。
このブログは僕が自分の中二病趣味を垂れ流す
完全自己満足スペースです。


今回は神代三剣の一つ「布都御魂(ふつのみたま)」をご紹介します。

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布都御魂(ふつのみたま)は神話に現れる霊剣。雷神タケミカヅチ神武天皇に授けたといわれています(前回の投稿で「桓武天皇」って書いちゃったけど神武天皇の間違いでした。スマンです)。


この剣も前回の天之尾羽張(あめのおはばり)と同じく「十束剣(とつかのつるぎ)」のうちの1つです。
荒ぶる神を鎮める力を持ち、その神威で熊野の悪神の毒気を払い、肉体を活性させる力を発揮したとかしないとか。


ちなみに布都(ふつ)とは物を切断する時の擬音で、「ふっ」と切れるほど鋭いことを表しています。
布都御魂(ふつのみたま)と聞いてFF11を思い出したアナタ、ゲームのしすぎですwww


現在は奈良県天理市にある日本最古の神社の一つ「石上神宮(いそのかみじんぐう)」と茨城県鹿嶋市宮中にある「鹿島神宮(かしまじんぐう)」にそれぞれ奉安されています。


石上神宮にあるのは、拝殿の裏手の禁足地に埋められていたのを明治時代に掘り起こし、本殿内陣に御神体として祭ったもの。その際に刀工・月山貞一によって二振りの複製が奉納され、本殿に安置されているそうです。発掘時の記録によると、「全長85cm程の内反り(通常の日本刀とは逆に刃の方に湾曲)の片刃の鉄刀、柄頭に環頭が付いている」とか。
そういえば前々回の「天羽々斬(あめのはばきり)」も石上神宮に奉安されていますよ。


鹿島神宮にあるのは、奈良時代末期~平安時代初期にかけて作られた大剣だと推察されています。元は鹿島を本地とするタケミカヅチ命の神剣でしたが、石上神宮に奉納されて還らなくなったために、その移し身として鋳造されたものと伝わっているそうです。今回写真に使ったのはこちらの鹿島神宮バージョン。


次回は天羽々斬(あめのはばきり)、布都御魂(ふつのみたま)と同じく神代三剣の一つ、「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」をご紹介します。


それでは今回はこのあたりで。
岡本大助でした!