daisuke’s DARIAN blog

岡本大助が中二病趣味を垂れ流すブログ

架空だからこそ夢の膨らむ伝説の武器8 ギャラルホルン

みなさんこんにちは!
株式会社DARIANを経営する隠れ中二病患者、岡本大助です。
このブログは僕が自分の中二病趣味を垂れ流す
完全自己満足スペースです。

 

少し更新に間があいてしまいました!皆さんお元気ですか?

さて、今回ご紹介するのは北欧神話に登場する伝説の武器『ギャラルホルン』です!

 

ギャラルホルンと聞いて現在放映中の「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の某治安維持組織を思い浮かべた方…すみません!

今回はマッキーのいるギャラルホルンじゃないんですよ~!

でもこの記事を読めば、なぜかの組織が「ギャラルホルン」という名前なのか、少し分かる…かも?

 

ギャラルホルン

 

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ギャラルホルンとは、北欧神話においてアースガルズの門番である「ヘイルダム」が持つ角笛のこと。

北欧神話における終末の日である「ラグナロク」を告げたのは、このギャラルホルンだと言われています。

ギャラルホルンという言葉は、古代ノルト語で「大きな音をたてる角笛」という意味だそうです。そのまんまですね!

 

さて、このギャラルホルンを持つヘイルダムとはどんな存在なのでしょうか。

ヘイルダムは北欧神話における光の神で、「白いアース」と呼ばれることもあります。

眠りを必要とせず、夜でも100マイル先を見ることができた彼は、「千里眼」と「地獄耳」の能力を持っていました。

その能力を買われて、神々の王国である「アースガルズ」の門番の役割を与えられます。

 

普段ヘイルダムが門番の任についているときは、ギャラルホルン世界樹であるユグドラシルの根元にある「ミーミルの泉」に隠されていました。

ギャラルホルンの音が轟くのは、神々の国が終わりを告げるときであり、実際にこの日は訪れます。

それが、巨人たちがアースガルズに攻め込み、最終戦争であるラグナロクが始まるときです。

 

ちなみにヘイルダムはしばしば魔神ロキのライバルとして描かれ、実際にラグナロクでもアースガルズから巨人側に寝返ったロキと戦い、相討ちになるのだそう。

 

北欧神話に登場する神様についても、おいおい書いていきたいですね^^

 

神々の最終戦争である「ラグナロク」と深いかかわりを持つギャラルホルン

そういえば、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」でも「厄災戦」という人類が破滅しかけた戦争が描かれています。

もしかして某治安維持組織であるギャラルホルンも、ラグナロクと厄災戦を重ねて名付けられたのかもしれません…。

二度と人類が巻き込まれる戦争が行われないように、常に警戒の角笛を鳴らす存在でありたい…。

そんな願いがあるのかも。ないのかも。

 

では、今回はこの辺りで。

株式会社DARIANの岡本大助でした!

 

架空だからこそ夢の膨らむ伝説の武器7 ミスティルテイン

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さて、今回は以前ちょろっと予告した伝説の武器「ミスティルテイン」についてご紹介します!

 

『ミスティルテイン

 

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ミスティルテインは「ヤドリギ」を意味する北欧神話の剣です。

意味する、というか元々はヤドリギだったのですが。

 

光の神、バルドルの母親である女神フリッグは、ある日最愛の息子が死ぬ夢を見ます。

何者もバルドルの命を奪うことがないよう、フリッグは万物に対してバルドルを傷付けないという誓いを立てさせます。

しかしその時新芽であったヤドリギだけは、小さすぎて非力なため傷付ける心配がないと判断され、誓いを立てさせませんでした。

 

そのことに気付いた悪戯好きの神ロキは、バルドルの盲目の弟であるヘズを騙し、ヤドリギをバルドルに向かって投げさせます。

誓いを立てていなかったヤドリギはミスティルテインという矢になり、バルドルを貫きました。

バルドルは死に至り、光の神を失った世界はやがて最終戦争であるラグナロクへと向かうことになるのです。

 

バルドルの死の原因でありラグナロクを引き起こした武器であるとして、ミスティルテインは闇の力を持った武器と言われるようになりました。

また、ミスティルテインは矢の他にも剣や槍として語られることもあります。

 

ミスティルテインはバルドルの話の他にもデンマークの英雄、フロームンドの物語にも剣として出てきます。

そのお話もいつかここで書きたいと思います!

 

では、今回はこの辺りで。

株式会社DARIANの岡本大助でした!

架空だからこそ夢の膨らむ伝説の武器6 グングニル

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今回は、前回予告した3つのアイテムの中から北欧神話主神で、戦争の神オーディンの持つ槍「グングニル」を紹介したいと思います!

グングニル」とは、古ノルド語で刀剣がぶつかった際の擬音を意味します。

 

グングニル

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グングニルを持つオーディン

 

グングニルを使ったオーディンは、全知全能の神、詩の神、戦神など、様々な呼称を持つ北欧神話主祭神です。「グングニル」はこのオーディンが使った槍です。

 

伝説の種族であるドヴェルグの、鍛冶イーヴァルディの息子達によって作り出されたと云われています。その後オーディンの他、トールやフレイといった北欧神話の神にも品定めされた後、オーディンへ渡されたそうです。

 

グングニルは必ず的を捉え、敵を捉えた後は自動的に持ち主の手もとに戻りました。また、この槍を持った軍勢に必ず勝利がもたらされたそうです。

 

たまりませんね。北欧神話

次回は何にしようか、考えるだけでウキウキしてきますw

 

今回はこの辺りで。
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架空だからこそ夢の膨らむ伝説の武器5 神器レーヴァテイン

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前回が少々地味目な魔剣ティルビングだったので、今回は派手にいきたいと思います。
北欧神話を知っている人なら、きっと誰もが一度は耳にしたことのあるであろう名前、ムスペルの一族を率いてアスガルドを襲撃した巨人「スルト」の持つ神器、レーヴァテインです。

 

『神器レーヴァテイン』

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ジョン・チャールズ・ドールマン「スルト」

 

エッダ詩の一つ「フィヨルスヴィズの歌」に登場する神の使う武器。その形状は枝、杖、槍、そして剣と解釈はさまざま。日本では剣のイメージが強く、ファンタジー作品などでは炎を纏った剣として描かれることが多いようです。

北欧神話きってのトリックスター:ロキがニヴルヘイムの門でルーンを唱えて作りあげたとされています。その後レーギャルンの箱に入れられ、9つの鍵を掛けた上でスルトの妻シンモラに預けられました。

世界樹ユグドラシルの天辺に住む雄鶏ヴィゾフニルを討つのに必要と言われていますが、それを得るにはヴィゾフニルの尾羽が必要という、ニワトリとタマゴ理論があるとかないとか。

シンモラの夫が巨人スルトであることから、ラグナロクの際にスルトが振るった剣および炎を指す名称として用いられることが多いようです(特に日本で)。とはいえ、「フィヨルスヴィズの歌」の中では、レーヴァテインがスルトの炎と同じであるとは明言されておらず、また他の神話の中でも、スルトの炎をレーヴァテインと明確に呼んだことはないそうです。

 

有名な割にはイマイチ形状も概要もはっきりしないレーヴァテインw
その辺のミステリアス具合も人気の秘密かもしれません。

 

さあ次は何にしようかな。
オーディンの持つグングニルにするか、ヘイムダルの吹くギャラルホルンにするか、バルドルの息の根を止めたミスティルテインヤドリギ)か。
いやあ、いろいろあって迷っちゃうなwww

 

今回はこの辺りで。
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架空だからこそ夢の膨らむ伝説の武器4 魔剣ティルヴィング

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ここ何回か北欧神話続きになっております。
だって北欧神話すっげえ楽しいんだもんwwww

 

ということで今回も懲りずに北欧神話から伝説の武器をご紹介。
第四弾の今回は、再び魔剣です。

 

『魔剣ティルヴィング』

 

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ティルヴィングを手に入れるスヴァフルラーメ

 

北欧神話の主神オーディンの孫にあたるスヴァフラーメ王(スウァフルラーメ)は、ドヴェルグ(ドワーフ)のドヴァリンとドゥリンを拘束し、自由にする引き換えにこの剣を作成させた。

 

ティルヴィングは黄金の柄によって装飾され、決して錆びることなく、岩や鉄をも布のように容易に裂く切れ味を誇り、スヴァフラーメはその出来栄えに大いに満足していた。


だが、二人のドヴェルグはこの剣に二つの呪いをかけ、去り際にそのことを教えた。

 

一つ。この剣は一度鞘から放たれれば、誰かを殺さなければならない。
二つ。この剣は所有者の願いを三度叶えるが、必ず所有者の命を奪う。

 

スヴァフラーメは戦場でこの剣を振るい、幾度も勝利を納めた。
だが、ドヴェルグの呪いには打ち勝てず、巨人アルングリムルに奪われたティルヴィングそのものによって命を落とす。

 

その後も呪いは続く。

 

スヴァフラーメの王女ユフラテを娶ったアルングリムルは、息子アンガンチュール(一人目)にティルヴィングを譲るが、その息子は英雄ヒャルマルとの決闘で相討ち、両者と共に呪いの剣は葬られる。

 

その後、ティルヴィングはアンガンチュールの娘ヘルヴォルによって掘り出され、その息子ヘイズレクに渡される。


ヘイズレクは兄アンガンチュール(二人目)を殺し国を追放される。後にレイドゴートランドの王となるがオーディンの予言によって命を落とす。

 

さらにヘイズレクの息子アンガンチュール(三人目)は、父を殺した仇に復讐しティルヴィングを取り戻す。


そこから伝承はゴート族とフン族の戦争へと繋がっていく……

 

※文中に三人も「アンガンチュール」が出てきますが、全員別人です(でも全員血族)。

 

なお、この物語は後にJ.R.トールキンの『指輪物語』の創作に大きく貢献することになります。

 

北欧神話に登場する武器の中では、レーヴァテイン、ミョルニル、フルンティングなどに比べるとややマイナーな感は否めないティルヴィングですが、その『願いを叶え、破滅をもたらす呪いの宝剣』という性能から、出てくるとそれなりにテンションが上がりますwww


さあどこまで続くかな、北欧神話シリーズwww!

 

今回はこの辺りで。
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架空だからこそ夢の膨らむ伝説の武器3 ミョルニル

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さて今回も北欧神話から伝説の武器のご紹介です!

第三弾の今回は「ハンマー」。

「ハンマー」、武器よりも工具としてのイメージが強い言葉ですよね。さて、今日の武器はどんな伝説を持つのでしょうか?

それがこちら!

 

ミョルニル

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これは写本の1ページで、ミョルニルが描かれた最も有名な一枚です。

ミョルニルを持つのは北欧神話の重要な神であるトールで、敵である数々の巨人と戦ったと言われています。ゲルマン地方を中心に信仰されたそうです。

 

そうです、ミョルニルはこのトールが武器として使ったハンマーです。

ミョルニル」とは古ノルド語で「粉砕するもの」という意味で、思い切り叩きつけても壊れず、投げても的を外さないでブーメランのように手に戻ってきたと言われています。自在に大きさを変えて携行できたと記されていますが、柄が短いという欠点もあったとのこと。

 

その威力は凄まじいものがあり、一撃で死ななかった生き物は世界蛇ヨルムンガンドぐらいだったと書かれています。(『ヒュミルの歌』より)。また北欧の韻文詩トール讃歌』によれば、後にトールに殺される巨人ゲイルロズはトールに、ミョルニルを持たずに自分の屋敷に来るようにと告げたという話が詠われているほどです。

 

ミョルニルを象ったレプリカはスカンディナヴィア半島の広い地域で広まっていて、結婚式をはじめとする祭式でも使われるそうです。

男性器の象徴ともいわれているとのこと。

 

う~ん、たかがハンマーされどハンマー、すごい武器が世界にはあるものですね! 一生、中二の心でいたくなります…。

北欧神話の武器は、まだまだ続きます!

 

今回はこの辺りで。

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架空だからこそ夢の膨らむ伝説の武器2 ダーインスレイヴ

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さて今回も北欧神話から伝説の武器のご紹介です!

第二弾の今回は「魔剣」。

中二病心をくすぐる言葉ですよね、「魔剣」。

それがこちら!

 

『ダーインスレイヴ』

 

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声に出してみてください、「ダーインスレイヴ」って。

響きからして格好いい!

 

ダーインスレイヴが格好いいのは、その名前の響きだけじゃありません。

この剣は、一度鞘から放たれれば人の血を吸うまで決して収まらない「魔剣」として知られています。

そしてダーインスレイヴによってつけられた傷は、二度と癒えることはありません。

ダーインスレイヴを抜くということは、殺し合いが始まるということ。

残酷な戦争が続くのは北欧神話の特徴のひとつと言えるかもしれません。

 

ダーインというのはこの魔剣をつくった北欧神話の小人(ドワーフ)の名前であり、ダーインスレイヴは直訳すると「ダーインの遺産」という意味なんだとか。

 

ダーインスレイヴが関わる神話として有名なのが女神フレイヤの話です。

 

北欧神話の主神であるオーディンの愛人であった美しい女神フレイヤはある日、4人の小人がつくった黄金の首飾りに一目惚れします。

首飾りを欲しがるフレイヤに、小人たちは交換条件を突きつけます。それは、4人の小人たちとそれぞれ一夜を共にすること。

どうしても黄金の首飾りが欲しかった女神フレイヤはその要求をのみ、無事に小人たちから首飾りをもらいます。

しかし、その一部始終をイタズラ好きの神ロキが見ていました。

ロキは早速主神オーディンに一連の出来事を告げ口し、当然のことながらオーディンは激怒します。

オーディンはロキに命じて、女神フレイヤの館から黄金の首飾りを盗ませました。

首飾りを失ったフレイヤオーディンに泣いて許しを請い、首飾りを返してくれと頼みます。

黄金の首飾りを返す条件として、オーディンフレイヤにある2人の王を戦わせ、死んでもなお生き返り戦うよう呪いをかけろと命じました。

 

オーディンが指名した2人の王とは、デンマーク王ホグニとサラヤン王へジン。

この2人は盟友であり、良きライバルでもありました。

黄金の首飾りを返してもらうため、女神フレイヤは2人がそれぞれ相手を憎むよう巧妙に手引きをしました。

まずへジンのホグニへの憎悪を煽り、正気を失わせます。半狂乱になったへジンはホグニの妻を殺し、その娘をさらって船で逃亡しました。

しかし逃亡する途中、へジンは正気を取り戻します。なぜ自分たちはこんなに争っているのか、良き友であるのに…そう思ったへジンはホグニに和解を申し出ます。

しかし時すでに遅し。ホグニの手には鞘から抜かれたダーインスレイヴが。

ダーインスレイヴは小人がつくった魔剣。相手の血を吸うまで決して止まることはありません。

 

かくしてヘジンとホグニは軍勢を率いて殺し合いを始めました。

お互いの軍が全滅しても女神フレイヤの呪いによって次の朝には戦死者が蘇り、また殺し合いが始まるのです。

その戦争は、神々の最終戦争であるラグナロクが始まるまで続いたと言われています。

 

ダーインスレイヴで出来た傷は治らないそうなので、両軍とも傷だらけのメッタメタになっても殺し合いを続けるということですよね…。

残酷極まりないこの話は、ダーインスレイヴを抜いたことによって始まってしまったのです。

恐ろしい魔剣!ダーインスレイヴ!

 

北欧神話には中二病魂を激しく燃えさせる武器がたくさん登場します。

このブログで今後もそれらをご紹介できたらと考えています!

 

今回はこの辺りで。

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